他人に左右されない!後悔しない銘柄選びのコツ

株式投資記録

突然ですが皆さん、いま日本で上場している会社の数をご存じでしょうか?

日本取引所グループ(JPX)によると、2024年11月14日時点での上場会社数は、なんと3,957社もあります。

引用:日本取引所グループ|上場会社数・上場株式数

これだけ選択肢があるとどの銘柄を購入するか迷ってしまいますよね。

また、最近SNSでは

「年末までに仕込んでおきたい銘柄5選!」

「トランプ大統領再任で上がる銘柄!」

といった銘柄紹介で溢れていますし、株式投資の勉強をすればするほど「PBR1倍割れ」「配当利回り5%越え」「業績」「チャート形状」などの考慮すべき指標の知識が増えてしまい、ますます混乱している人も多いのではないでしょうか。

私も一時期迷走してしまい、株で儲かっている投資家さんのブログを鵜吞みにして信用取引や先物取引に安易に手を出し、60万円以上損失を出した経験があります。※あくまで私の無知さが招いた失敗であり、信用取引や先物取引を否定するものではありません。

信用取引での実現損益。60万円の損失…。

これらの失敗から学んだ私がおすすめしたいのは、

「ほかの人の”銘柄選定基準”の良いとこどりをする」です。

おすすめされた銘柄を買うだけでは、何も身に付きません。株価が上がれば「その通りだったね」と喜び、下がれば「上がると言うから買ったのに、嘘つき」と他責するだけ。

一方、“銘柄選定基準”の良いとこどりをすれば、株価が上がった時にはその指標は正しかったということで再現性高く新たに銘柄選びをすることができますし、下がってしまったとしても「この指標を見直してみよう」というように軌道修正ができます。

なにより、自分の基準で銘柄を選ぶほうが断然楽しいです

本記事では、世間的によく参考にされている指標と、私が取り入れている指標をご紹介します。ぜひ皆さんの銘柄選びの参考になると嬉しいです。

かぶなみ

✓大阪在住独身女。
✓2023年夏ごろから株式投資にハマり、1年で90万円の利益達成。
✓個別株の中長期取引や新NISAで資産形成中。
✓まだまだ株初心者ですが、日々の取引実績や投資情報を発信。

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ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とは?

まず指標を得るための方法として大きく2つの分析手法があります。ほかに詳しく解説しているブログがたくさんあるので、ここではさくっと解説します。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析は、企業の財務や経営状況を分析をして銘柄を選ぶ手法です。

指標となるデータは、企業が四半期ごとに発表する決算や、PBR(純資産倍率)、PER(株価収益率)などがそれにあたります。

「営業利益が前期比〇%超えているから、企業価値があがって株価もあがりそう」

「PBRが1倍割れしているから、今後株主還元に積極的になって買いが集まりそうだな」

というような判断をする手法です。

テクニカル分析

テクニカル分析は、過去の値動きを分析して銘柄を選ぶ手法です。

指標となるデータは、移動平均線、ボリンジャーバンド、出来高などがあります。

「200日移動平均線が支持線になっているから、ここで底打ちして株価上がりそう」

「ボリンジャーバンドの-2σ付近まで株価が下落しているからそろそろ底値だな」

といった判断をする手法です。

よく参考にされている指標

役に立つ指標としてよく取り上げられているのは以下の7つの指標です。

いずれもファンダメンタルズの指標ですが、一般的に

ファンダメンタルズ分析で銘柄を絞りテクニカル分析で買いのタイミングを計ることが多いです。もちろんチャートの形状だけで投資判断をする人もいます。

指標どんな指標?見るポイントは?
EPS(1株あたり利益)1株あたり、どのくらい利益をあげているのかを表す指標です。EPSは数値が大きいほど利益を上げていると判断できます。過去のEPSと比較して数値が上昇していれば株価は上がりやすくなります。
PER(株価収益率)1株あたり、純利益の何倍買われているかを表す指標です。PERの数値が低いほど、利益に対して株価が割安と判断できます。
BPS(1株あたり純資産)1株に対して純資産がどのくらいあるかを表す指標です。BPSは数値が大きいほど健全な経営をしていることが分かります。
PBR(株価純資産倍率)会社の純資産に対し、株価が何倍買われているかを表す指標です。PBRの数値が低いほど割安と判断できます。
ROE(株主資本利益率)株主による資金がどれだけ企業の利益につながったのかを表す指標です。ROEは、数値が高いほど自己資本を有効に使い、純利益をあげていると判断できます。
配当利回り
株価に対して何パーセントの配当を得られるのかを示す指標です。
配当金額だけでは株価に対して配当を多く出しているか判断しにくいため、配当利回りで配当に魅力があるかどうか判断します。
配当性向当期純利益に占める年間の配当金の割合を示す指標です。株主にどれだけ利益を還元しているかどうかが分かります。

引用:岡三証券株式会社|株の選び方は?に掲載の図を一部改変

かぶなみの銘柄選び指標

それでは最後に私が銘柄選びの時に見ている指標をご紹介します。私も多くの方と同じく、ファンダメンタルズ分析で銘柄を絞りテクニカル分析で買いのタイミングを決めています。

あまりに見るべき指標が多いとぐるぐる考え込んでしまい、いつまでたっても買う決断ができなくなってしまうので極力減らしています。もっと経験を積んで、余裕が出てきたら増やしていこうと思っています。

ファンダメンタルズ分析

以下の指標を基準に銘柄を選んでおり、上にある指標ほど重視しています。すべてを満たしていなくても、何かが突出して良かったりした場合は、買いの判断をしています。

  • 売上高前年同期比 ➡ 数パーセントでも上回っているか
  • 営業利益前年同期比 ➡ 10%以上
  • PBR(株価純資産倍率) ➡ 1~0.5倍
  • ROE(株主資本利益率) ➡ 10%以上
  • 配当利回り ➡ 3%以上

稼ぐ力のある事業を展開している企業に私は魅力を感じるので、売上高や営業利益をよく見るようにしています。

PBRは低いほど割安ですが、低すぎるのも危ないと警鐘を鳴らしている投資家さんが多いので0.5倍以上にしています。

私は配当をあまり重視していませんが、市場で見たときに利回りが高い銘柄のほうが皆さん買いたがる=株価が上がると踏んで指標に入れています。

テクニカル分析

つぎにテクニカル分析で買いのタイミングを決めます。以前はボリンジャーバンドやRSIなども指標に入れていたのですが、指標ごとの閾値を覚えきれなかったのでやめました。

  • 上昇トレンドの場合、株価が短期間に勢いよく上昇している場合は保留
  • 下降トレンドの場合、日足か週足、月足で支持線を探し、反発するまで保留
  • 停滞している場合、日足か週足、月足で抵抗線を探し、抵抗線を上抜けるまで保留

上昇トレンドであればその波に乗ったほうがいいと言う方もいますが、ビビりな性格なのであまりに急上昇していると大きな下げを危惧してしまい、二の足を踏んでいます。リスク回避もできているので今はこの判断で良いかなと思っています。

中長期投資のスタンスなので、ローソク足は日足、週足、月足で見るようにしています。

「Wボトム」「三角持ち合い」「三尊天井」などのチャート形状も意識しています。

まとめ

以上、銘柄選びの指標紹介でした。

冒頭に記載した通り、投資判断の指標はいろいろな投資家さんが紹介していますので、自分に合ったものを部分的に取り入れて、自分のスタイルを確立してもらえると嬉しいです。

では、またつぎの記事で。

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