皆さん、こんにちは。かぶなみです。
今回の記事では「押し目買い」について考えてみたいと思います。
「押し目買い」とは何か、ご存じでしょうか?
押し目買いとは、継続的に株価が上昇傾向にある相場(上昇トレンド)において、株価が一時的に下がったときに買い注文をすることです。株価の下落を投資の世界では「押す」と表現することから、このような呼び名がつきました。「押し目を拾う」とも表現します。
引用:松井証券株式会社|押し目買いとは?押し目買いが有効な理由や購入するタイミング
“下げ”だけじゃなく、買いと売りが拮抗して株価が一時的にもみ合っている状況も「押し目」とみる場合があるようです。
言葉では理解できますが、実際やるとなると「押し目」の判断はとても難しいと思います。
今回は、私が今年に入って頻繁に売買していたタカラトミー(7867)の買いポイントを振り返りながら、押し目買いのコツを見つけていきたいと思います。
押し目買いは移動平均線を参考に
一般的に、押し目買いをするときは「移動平均線」を活用される場合が多いです。
日足チャートであれば25日移動平均線、週足チャートであれば13週移動平均線に触れたタイミングで買うとよいとされています。
たとえば、下の画像はJT(2914)のチャートですが、緑の丸印のあたりが25日移動平均線を意識した場合の押し目買いタイミングです。

引用:株探
注意していただきたいのが、押し目買いであっても「下落途中で買ってはいけない」ということです。
そのままずるずる下落する可能性もあります。必ず「下げ止まり」を確認してから買いましょう。それを確認できるのが緑の丸印の位置ですね。
実際の取引で見る押し目買いのタイミング
ここからは私が過去に売買したタカラトミー(7867)の買い履歴を見ながら、押し目買いのタイミングを探っていきたいと思います。
こちらがタカラトミー(7867)のチャートです。

引用:株探
実際に私が買いを入れたタイミングをオレンジの丸印で示したのが下の画像です。

引用:株探
見事に下落途中で買ってますね。特に一番最初に買いを入れた2月初旬は、25日移動平均線に触れた瞬間買っています。戻りを確認できる2月下旬のタイミングで買うべきでした。
5月初旬や11月初旬は、25日移動平均線を下から抜いたのを確認して買えているのでよかったですが、それ以外は反省です。
ただ、チャートをご覧いただくとわかる通り、長期的にみれば株価は上がっているのでどこで買おうと保有し続けていれば利益は出ています。私はちょこちょこ売却してしまったのでそこまで利益はなかったですが…。
もしかしたら、5月初旬や11月初旬の買いも、直後、急激に株価が上昇していたかもしれません。そうなると「押し目」を逃したことになります。
上昇トレンドという大枠に自信をもってトレードしている以上、押し目で買えようが買えまいが、そこまで大きな影響ではないのかなと思います。
ちなみに「押目待ちの押目なし」という相場格言があります。
買おうと思うが株価は上がる一方。とはいうものの、どうせ一本調子では上がるまい。一度は下がってくるときがあるだろう。そこで買おう――というのが、押目待ち。しかし、相場の勢いが強いときには、なかなか望みどおりには下がってくれないものだ。結局「押目待ちの押目なし」となり、相当高くなってから買ったり、あるいはついに買いを諦めざるを得ないことになる。
また押目待ちの気持ちには、最初買おうと思った値段にこだわる傾向がある。だから、仮に押目があったにしても、小幅であるときには「もう少しで自分の考えていた値段まで下がる」と考え、せっかくの買いチャンスを逃がす場合も多い。
引用:日本証券業協会
まさにその通りですよね。
「押し目買い」の見極めよりも、前提となる「上昇トレンド」の見極めを重視したほうがよいと私は思います。
まとめ
今回は「押し目買い」について考えてみました。
「できるだけ安い株価で買いたい」と思うのが人の性ですよね。でもそこに囚われすぎて、いつまでもたっても買えず、結局将来の利益を逃してしまうと元も子もなくなってしまうので、気を付けたいところです。
では、またつぎの記事で。
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